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狂ったシナリオ―フォークランド紛争の内幕 (1982年)

狂ったシナリオ―フォークランド紛争の内幕 (1982年)読了。武力衝突に発展しかねない尖閣諸島の問題を読み解くヒントになればと思って読んでみた。アルゼンチン軍約5000人が上陸し、島を無血占領したのが戦争の発端だった。当時、島にはイギリスの守備隊79人やイギリス系の住民が1800人がいたが、このとき犠牲者は一人も出なかったという。アルゼンチンのガルチエリ大統領は150年来、植民地支配されてきた島の奪還によ...

「大いなる助走」(筒井康隆)を読む

僕が現役作家の中で一番すごいと思う人、それは村上春樹ではない。筒井康隆だ。作品数が多いだけに、駄作も多いが、そうした作品にも彼なりのスタンスが貫かれている。短編集を読んでいると、奇想天外なアイディアという弾丸を詰め込んだマシンガンで攻撃されているような錯覚に陥ってしまう。毒を以て毒を制す、ということなのか。人の心の中にある醜い感情を嗤う風刺的な作品を読むと、とげとげしている自分がばかばかしくなる。...

あの戦争から遠く離れて

たまには書評でも。「あの戦争から遠く離れて」実はこの本、拙著「僕の見た「大日本帝国」」 「写真で読む 僕の見た「大日本帝国」」と担当した編集者が同じです。同じなのは理由があります。ほぼ日刊イトイ新聞の、担当編集者は知っている。というコーナーで明らかにされているとおり、拙著「写真で読む 僕の見た「大日本帝国」」の出版記念パーティで、僕が引き合わせたのです。素晴らしい書籍ができあがって、自分のことのよ...

「男たちの大和/YAMATO」を見てきた2

一方、この映画、問題な点がいくつかあります。まず気になったのは空間描写。 昔の特撮ならアナログ臭さ(あいまいさ、適当さ加減)が愛嬌を感じたり、空気描写にリアルさを感じさせます。ですが、この映画、ちょっと目を凝らすとヘンな場面が目白押しでした。漁村で神尾の母が爆死するシーンで漁船が燃えているんですが、その火が浮いていてとても不自然でした。また大和が航行していく大和のバックの波とか空、波、戦艦と航空機...

「男たちの大和/YAMATO」を見てきた1

解説: 1945年、東シナ海沖に沈没した伝説の戦艦大和を辺見じゅんが生存者や遺族などに取材をして書いた「男たちの大和」を映画化したエンターテインメント超大作。監督・脚本は『人間の証明』『敦煌』などの日本映画界の巨匠・佐藤純彌。出演者も反町隆史、中村獅童、渡哲也、鈴木京香と豪華な顔ぶれ。主題歌は長渕剛が情感こめて歌い上げる。約6億円かけて原寸大で再現された全長190メートルもの巨大セットは想像を超えた迫力。ス...

長編ノンフィクションを2冊読む

置き去り―サハリン残留日本女性たちの六十年/吉武 輝子夏でしたか、僕の住む杉並区の区議会議員選挙のポスターにこの著者の姿がありました。ベレー帽をかぶり、猫と一緒に写っていました。1931年生まれですから古希をすぎています。そのわりにはおしゃれで若々しい方、という印象をポスターから持ちました。かつて樺太と呼ばれたサハリンに残された日本人、朝鮮人(分断前は南北にわかれていなかった)たちを対象にした聞き書き集...

今年よかった2枚組アルバム2枚

今年、あれこれいろんなアルバムを聴きました。今年、発売されたものについてもいろいろ聴きましたが一番印象に残ったモノはPat Metheny GroupのThe Way Upでしょうか。でもこれについてはレビューが既出ですのであえてふれません。それ以外に印象に残ったモノといえばケイト・ブッシュの新作です。AERIAL/KATE BUSH内容(「CDジャーナル」データベースより)前作より12年ぶりとなる2005年発表のオリジナル・アルバム。大衆音楽に...

カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語

カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語アスネ セイエルスタッド (著)Asne Seierstad (原著)江川 紹子 (翻訳)出版社からのコメント タリバン政権崩壊後、アフガニスタンのカブールにある書店主一家と出会い、その大家族と生活を共にしたノルウェーの女性ジャーナリスト。 本書は、彼女の目を通して、アフガニスタンの歴史や政治情勢はもちろんのこと、知られざる市井の人々の日常生活やいまだに根強く残るイスラム社会の...

チベットの白き道/安東浩正

チベットの白き道―冬期チベット高原単独自転車横断6500キロ安東 浩正 (著)広大、厳寒の冬のチベット高原を、高山病や孤独感と闘いながら、たった独りで駆け抜けたチャリンコ野郎の冒険紀行。第一回のネパール-昆明、第二回のカシュガル-カトマンズの旅を詳細にレポートする。友人でもある同い年の冒険家の書いた本。ほとんどスポンサーもつけず厳寒のシベリアを自転車で横断するという快挙を成し遂げたことがあり、現在、中国雲南...

ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦

ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦―THE BIG ISSUE JAPAN櫛田 佳代 (著)ホームレスにだって夢がある。個性あふれる路上書店で、今日も元気に「おはようございます!」とストリートペーパーを掲げ、ビッグイシューで復活戦に挑む販売員。一方、100%失敗だと言われた事業への挑戦を続ける(有)ビッグイシュー日本。200円で交わされる路上のギブ&テイクは、間違いなく存在する!さらに、さらに、ホームレスがサッカーだって...

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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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