Entries

スポンサーサイト

柳美里ギャラ未払い問題報道に古傷がうずく

柳美里ギャラ未払い問題が勃発して、古傷がうずいた。『創』休載の理由作家・柳美里さんとのことについて説明します。2005年の新潮ドキュメント賞の選評で「文章が幼い」と切って捨てられたのを思い出したというのも一因だが、それは重要でははない。今年の春まで続けていた僕の結婚生活と問題の本質がそっくりだからだ。全然儲かりはしないが大事なことに一生懸命取り組んでいるという自負心が僕にはあった。妻には家計の負担...

号泣という言葉にふさわしい泣き方

号泣という言葉は本来「大声を上げて泣く」という意味なのに、江國香織の『号泣する準備はできていた』が出版されてからというもの、泣くという動作=号泣と一緒くたにされて使われるようになった。しくしく泣いたり、さめざめ泣いた場合も号泣、果ては涙を流していない嘘泣きですら号泣とされるようになっていたように思う。そんなわけでは、常々、言葉を貧困にする号泣という言葉の使われように辟易していた。ところがだ。野々村...

集団的自衛権行使反対という論調にもやもやする

集団自衛権の行使に対し反対する気には単純にはなれない。反対論が新聞やブログやらが噴出してるけど、どれも似たような論調で、鼻白む。どれも正論には間違いないが、なんだか納得がいかない。もやもやする。戦前の国体が天皇による統治なんだとすれば、戦後、それに当たるのは、日米安保と平和憲法か。それは2つで1セット。「戦後」という体制が60年以上もの長きにわたって続いてきた。そのことをどのぐらいの人が認識してる...

振り込め詐欺とネズミ小僧

振り込め詐欺の被害に遭ったせいで高齢者が餓死したという話を聞いたことがない。それどころか困窮し家族が離散したとかそういう話も聞かない。数百万円、額が多いケースでは億単位の被害に上ったりするようだ。戦中戦後の体験を聞かせてもらった年配者の方から、「妹が600万円の被害に遭った」と聞いたことがあるが、やはり困窮したという話は聞かないし、その方自身、悠々自適だ。一方、加害者となる若者はどんな者かというと、...

尖閣諸島と鄧小平の「白猫黒猫論」

佐藤優や田中宇も言っていることだけど、尖閣問題の深刻化は悪いことばかりではないと思う。もし戦争になれば、おそらく自衛隊が勝つ。その場合、アメリカは在日米軍を出動させるどころか、戦争反対の圧力をかけてくるはず。そうなれば日米安保が有事の際に役に立たないということが白日の下に晒され、安保体制、つまり戦後一貫して続けてきた対米追随体制から抜け出るチャンスが生まれる。抜け出たら、しばらくの間、日本は国際的...

「講談社ノンフィクション賞選考会」での石井光太評について

講談社のノンフィクション雑誌「G2」に掲載されている「講談社ノンフィクション賞選考会」での石井光太評がそこまでいうかっていうぐらいにすごい。以下は野村進氏の談話の抜粋。**************** 海外ものなら、どんなに作り話を入れてもバレっこないとでも思っているのかなあ。この手法を認めてしまうと、誰も海外取材はしなくていいという結論になってしまいますよ。取材困難な箇所は、全部創作で埋めればいい...

僕の体験した3.11震災とプロパガンダ

 午前中、仕事場の整理をしていた。いくつかの本棚に突っ張り棒を配置したりと一週間前頃から部屋の地震対策を進めていたのだ。本をすべて収納し終わり作業終了。仕事場を離れて昼ご飯を食べ一息ついた後、トイレに入ったところ、壁がゆっくりと左右に動いた。「地震か、いつもより大きいな。うん、念のため外に出ておくか」 慌てることなく、靴を履き、外に出た。すると乗用車のタイヤが微妙に浮き上がったり、電線がなわとびの...

口蹄疫と優生学

口蹄疫の発見によって、宮崎県が大変なことになっていることは知っていたが、まさか7万頭以上もの牛や豚が殺処分の対象になっているだなんて、予想を超えていた。人に感染せず、感染した家畜の肉を食べても人体に影響がないというのに殺してしまうのはなぜだろう。日本の家畜の国際的な評判が落ちるからやむなしということなのかもしれないが、やりきれないものが残る。処分する側の隊員は軍隊の本質をこのことで学ぶのかもしれな...

乱丁・落丁本の対応に透けてみえる出版社の社風

ここ4、5年、amazonをはじめとするネット書店で本を買うことが多くなった。 実物を見ないまま購入することはリスクを伴う。 送付する本のタイトルは選べるが、本の状態を確認することはできないのだ。 昨年、乱丁・落丁本という貧乏くじを2度も引いてしまった。ツルゲーネフ・著 「はつ恋」 宮本 雅史・著「対馬が危ない―対馬を席巻する韓国資本」 である。 前者は最後の10ページが最初からなかった。致命的な状態の悪さに唖...

感情という名のジェットコースター

今年はまわりで人が生まれたり亡くなったりすることが多かった。2月に我が家に遊びに来た友人の一人が9月に子供を生んだかと思うと、その場に同席していた友人がそれから2カ月後にガンで早逝した。二人とも34歳であった。詳しくは書かないが我が家に限っても生と死があった。仕事面では充実していた。光文社の連載「ニッポンの穴紀行」のため、10月までの間、日本のあちこちに行くことができた。連載が終わる頃、「生きのび...

Appendix

プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
****************
近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

Twitter

 

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。