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アルバニア行き航路

バーリ駅から市内バスで港へ向かいます。


15分ぐらいかな、港に着きます。
なかなか立派なターミナルじゃないですか。

ここからはクロアチアのドフロブニクやアルバニアのドゥラスへの船が出ています。


出国のために列ができています。
アルバニアへ行くイタリア人なんてなかなかいないはず。
とするとお客さんはアルバニア人ばかりなのでしょう。

イタリア人に比べて、確かに東洋的な顔つきの人が多いかもしれません。
90年代初頭、社会主義政権が政権の座からおりました。97年にはネズミ講により各地で暴動が起こりました。ネズミ講で全財産を失った人は国民の7割にのぼるという話を聞いたことがあります。
国に危機が起こるとボロ船でイタリアへ向かったり、陸路でギリシャに入ったり、国外脱出をはかる人が多数出ました。

90年代初頭に行った人によると、ギリシアに行き、家具を盗んで帰ってくる、そんな人もいたとか。

国外脱出をはかる人たちの目的地のひとつ。それがイタリア南部の都市バーリでした。
アルバニア人=手癖の悪い人たち、という偏見がイタリア人に見え隠れしています。観光案内所にアルバニア人コミュニティの場所を聞いたとき、何でそんなことを聞くんだといいたげな表情でした。

ともかくアルバニア人は堰を切ったように国外へ出て行きました。外国で働き、祖国にいる家族に送金をしている人も多いでしょう。アルバニアの経済はいまや海外送金を抜きにしては考えられません。



港行きのバスで会ったアルバニア人親子。

母親(左)はバーリに住み、娘はローマ大学に通っています。
娘の名はメンディ。20歳。
母親思いの良い娘さんです。
日本語を勉強しているらしく、簡単な日本語を話しました。

バスの中で話しかけてきたのですが、まさか我々がアルバニアに行くなんて思っていなかったようです。

行き先を「ドゥラス」と答えると「Greece?」(ギリシア)と聞き返されました。
「アルバニア」と言い直すととても喜んでくれました。彼らもアルバニア人。
ドゥラスに住む祖母に会いに行くところだそうです。

イタリア人たちの表情から、アルバニア人に対してちょっとした恐怖を持っていました。なにか盗まれるんじゃないかと。しかし、彼らとの出会いが恐怖を霧散させました。






意外と大きな船です。

外国で働いたり、勉強しているアルバニア人が行き来するための船なのでしょう。
乗客の中にはボロ船で命からがらイタリアにたどり着いた人もいるでしょう。
彼らはこの船の豪華さをどう思っているのでしょうか。


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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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