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「ラブホテル進化論」の著者、金益見さんに会う

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先日、金益見(きむいっきょん)さんに会った。
昨年、「ラブホテル進化論」を出版し、ベストセラーを飛ばした話題の女性。

この本の装丁を初めて目にしたときは衝撃だった。
新書の帯に著者のポートレイトが掲載されていたのだけど、これがなかなかの美人、しかも若い。このような女性がいかがわしいイメージのつきまとうラブホテルを研究し、本にまとめたとはにわかには信じられない。もしかすると、岩井志麻子や中村うさぎのようなエロっぽさを売りにしているのだろうか。想像力をかき立てられた。

気になって調べてみた。するとさらに驚いたことに神戸学院大学の大学院に在籍しているというではないか。

6/17のブログに「母校の関係者で、ライターや作家をやっている人というのは寡聞だからか、一人をのぞいて知りません」と書いた。その一人とは彼女のことである。

僕は嬉しくなり、すぐに本を取り寄せて一気に読了。
エロさを売りにする本ではなく、まじめな研究レポートだということがわかった。
それにしても彼女の度胸は並外れている。この行動力と視点のユニークさはなんだろう。ただ者ではない。
神戸学院からこのような人材がでてくるなんて!彼女の成功は自分の親族や友人のことのように嬉しかった。

すかさずメールを出した。
テーマがテーマだし、彼女は在日だろうからその点でバッシングも多いのかも知れない。返事は期待していなかった。結局、予想は外れた。返事が届いたのだ。しかも彼女は僕のことを知っているというではないか。以後、会ったことはないが知り合いとなった。

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炎天下の昼下がり。三宮駅でお会いした。非常勤講師をやっていると聞いていたので、フォーマルな格好で現れるかと思いきや、肩が影になるほどにつばの大きいハットに、ゆったりとしたブラウス姿で現れた。ハットもブラウスもオレンジ色で統一されていて、まるで有閑マダム(失礼!)のようだ。

服装と中身は彼女の著作のようにギャップがあるような気がした。

「会う前は怖かったんですよ。変な人やったらどうしようって」
ストレートに本音を吐露され、心をわしづかみにされた。

ラブホテルというグレーゾーンの多い業界を体当たりで取材しまくり、本にまとめることができたのは、若さだけではない。彼女の度胸のよさ、誠意を感じさせる真摯な態度が、経営者の心の琴線に触れたんだろう、と察しがついた。

だけど彼女の真摯な態度はときに社会とぶつかることも多いのだという。本気でぶつかり、その分大きな傷を負う。

傷を負ったとしても、一対一であればまだましだ。だが現在はネットが普及した2009年なのだ。その分、深い傷を負いやすい。

昨今、世の中はどんどんと不寛容になってきている。心に不安を抱えた人たちは他者を否定し、ときには自分も否定する。主張を同じくする者同士で熱狂的に盛り上がる一方、自分とは主張の違う者に対して集中砲火を浴びせる。集中砲火を浴びせられるのは決まって自分よりも弱い者。彼女は女性であるし在日でもある。そんな彼女が注目を浴びることを苦々しく思っている人が世の中には多いらしい。

正面突破をはかり、案の定深手を負う。そんな不器用な生き方をしている金益見さん。僕も別の意味で不器用な生き方をしているだけに、彼女には共感するところが大きいし、積極的に応援してあげたくなる。

不寛容に負けず、さらに今後ますます、いろんな人を巻き込んで、世の中をよくしてもらいたいものだ。
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FC2トラックバックテーマ  第767回「会えるなら会ってみたい人」



以前から会ってみたかったのが彼女です。やっと会えました。

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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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