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[C1822]

そんなこともありましたね。
  • 2010-02-17 16:24
  • にしむたやすし
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[C1821]

親しみやすい庶民的ないい作家さんでした。
私の親戚と船でご一緒に食事をした事を思
いだします。
  • 2010-02-10 22:43
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立松和平さんのこと

15年ほど前、ピースボートに乗った。
そのころの僕は会社を辞めたばかりの無職。
不安よりも希望に満ちあふれていた。

東京から東京まで。
西回り84日間で地球を一周した。

和平さんは水先案内人(ボランティアのゲスト)として、東京から乗船した。
そのころ彼はすでに有名な作家だった。

有名作家というからには身なりもちゃんとしているはずという固定概念がそれまでの僕にはあった。しかし和平さんの身なりは僕の思い込みを打ち砕いた。

だらしないジャージ姿。靴下は履かず、かかとでスニーカーを踏んづけて歩いていた。
髪は寝癖でセットされ、ほおや口の周りには無精ひげが浮かんでいる。
近寄るとむっとするような汗のにおい。

まるで新宿西口のホームレスのようにみすぼらしさだった。

船内で僕は、のなか悟空という人の付き人をしていた。
フリージャズドラマーの彼はアジアやアフリカ、そして南米をドラムセットを持って旅していた。キリマンジャロの山頂でドラムソロを叩くという空前絶後の、そして人によってはまるで理解不能なことを平気でやってのけるという、ある意味すごい人だ。
雷様と原始人がミキサーにかけられて出てきたような出で立ちの悟空さん。
彼の身なりも一見すると和平さんとどっこいどっこいだった。

「汚ねぇオヤジだね~」
「いやぁ僕だって、悟空さんだけには言われたくないですよ」
和平さんはぼくとつとした栃木弁でにやにやとしながら悟空さんに言い返した。
その場に僕も居合わせていた。

その後、船内で一緒に食事したりして、仲良くさせていただいた。船を下りてからも悟空さん同伴で何度か会ったように思う。

悟空さんも言っているが、有名な割には偉ぶることがなく、気さくで素直な人だった。

突然の逝去。
目標とする先輩が急にいなくなって少し茫然自失とした。

あのぼくとつとした栃木弁が聞けなくなるのかと思うととても寂しい。
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そんなこともありましたね。
  • 2010-02-17 16:24
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親しみやすい庶民的ないい作家さんでした。
私の親戚と船でご一緒に食事をした事を思
いだします。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
****************
近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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