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イベント「2010年代の出版を考える」に行ってきた

少し前の話になるが、2月1日に阿佐ヶ谷ロフトAで行われたイベント「2010年代の出版を考える」に行ってきた。僕が敬愛する仲俣暁生さん(文芸評論家・フリー編集者)もスピーカー。彼に久々に会いたかったし、それになによりテーマに興味があった。

会場は超満員。140人ぐらい。入りきれない人すらいた。参加者の大半は出版社の人。ライターは僕や仲俣さんを含め6、7人しかいなかった。

トークは3時間以上にわたった。話題はあちらこちらに飛び、結論めいたものは出てこない。わかったのは、今はまだ過渡期だということだ。

イベントでも話したが、いくら高い印税率を提示されても、amazonと直接組むことは今の段階ではあり得ない。作品の質の基準を一定以上に保つためには編集者のアドバイスや出版社の校正の人たちのチェックが欠かせない。なにか問題が起こったときに自分一人で対処するなんてことはたぶんできない。

もちろん、すでに絶版になった作品など、重版の可能性がない本に関しては話が別だ。契約することで、ふたたび売れるチャンスが得られるのだから。

パピレスや理想書店で売られている電子書籍の売り上げは紙の本に比べていまだにずっと少ない。「電子書籍元年」と言われているが、今年ブワーッと普及するようなことはない(と言い切ってみる)。キンドル日本語版が今年出ることはないだろう。

紙の書籍を買うとデジタルアクセス権もついてくるようにして欲しい、という意見があったがその意見には賛同しかねる。デジタルのフォーマットにはいろいろあるのだし、読むためのディバイスも携帯やパソコン、電子書籍リーダーとバラバラなのだ。どのようなシステム作りをするか。検討の余地がある。

カメラがデジタル化することで、街のラボが次々とつぶれ、富士フイルムが化粧品を売るようになった。それと同じで、出版業界も紙からデジタルへの変革が進むことで、取り次ぎや印刷業界が激変を強いられるはず。

書き手は著書の絶版に苦しまなくてすむ。印税は刷り部数の1割という数え方ではなく、ダウンロード回数×定価の1割という風にカウントされるだろう。
ライターの稼ぎ方は確実に変わっていく。しかし媒体が変わっても「書く」という行為そのものは変わらない。淡々とこれまで通りにやっていくだけだ。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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