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[T4] まとめtyaiました【安いよ~の店に初めて入ってみた。】

 時計のバンド調整のため、初めて「安いよ~安いよ~」で有名なオンリーワンに入ってみた。店内はまるでゴミ貯め。ジャンク品が山積みになっている。これっ商品なのだろうか。気になって聞いてみた。「商品はどうやって仕入れてるの?」「全部タダね」「前、安いよ~の呼...

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安いよ~の店に初めて入ってみた。

 時計のバンド調整のため、初めて「安いよ~安いよ~」で有名なオンリーワンに入ってみた。店内はまるでゴミ貯め。ジャンク品が山積みになっている。これっ商品なのだろうか。気になって聞いてみた。
「商品はどうやって仕入れてるの?」
「全部タダね」
「前、安いよ~の呼び込みっておばあちゃんだったはずだけど」
「よく覚えてるね~。2年ぐらい前よく来てたお客さん」
「今のお姉さんは?」
「コンピュータで回転を速くした。今なら何でもできるね。ひゃっひゃっ」
 口を動かしつつも数分で調整終了。呼び込み通り630円だった。ベルトの留め金をペンチで何度かいじったのが気になるが、まあ大丈夫だろう。

 翌朝、時計をはめようとすると留め金がちぎれてどこかへ行ってる事に気がついた。「安いよ~」のオンリーワンにペンチでいじられた部分が壊れて時計のバンドが止まらなくなったのだ。安かろう悪かろうだなあ、だけどこれって授業料みたいなものか、と思い、苛立ちながらも諦めることにした。次のように呼び込みを変更するべきじゃないだろうか。
「安いよ~。安いよ~。安いよ~。時計の修理もやってます。630円。630円。ヘンにいじられて壊れます。いじられて壊れます」

昼近くになって、壊れた時計バンドを直しに駅から少し離れたところにある時計屋に入った。75才ぐらいの店主は「部品がない。注文した店で修理してもらって」と素っ気なくも正直な返事。時計のバンド調整はしてくれるという。くっそー。
 でもこの調子なら、他の時計屋に行ってもたぶん同じ事を言われるはずだろう。だったらすぐに使えた方が良い。
 ってわけで、もうどうにでもなれって感じで、再びオンリーワンへ。
「おにーさんがペンチでいじったから壊れたよ」とタンタンというと、「私一生懸命仕事してるね。無理に押すと壊れるね」と気色ばんで反論した。ケチを付けられてると思ったらしい。まあそうなんだが。
 とにかく直してくれって思ってたので黙って聞く。すると修理代のことに話しは移った。
「修理一生懸命やるね。この部分だけ千円、留め金交換で1500円。部品さがす。たぶんある。やります。時間ちょうだいね」
 30分後、店に戻るとなんとベルトごと交換となっていた。
「これベルトはホントは五千円。だけど2100円でいい。元のベルトこれゴミね。元のベルト、これ中国製。新しいベルトこれ日本製。だからいい」
 そーかお兄さんは3.11以後も日本製のほうがいいと認識してるのか。感心しつつも次のように突っ込んでみた。
「おにーさんも中国人でしょ」
 するとしみじみとしながらつぶやいた。
「だから私苦労した。わかる?」
 かわいそうになってきたので2100円を払って引き取った。確かになおってた。修理代は安い。しかし最初から年配者の時計店に行ってればもう少し安くすんだかもしれない。安くすんだのか高く付いたのかよくわからない。
 お兄さんは僕を騙そうとしているわけではない。一生懸命生きている根の良い男だってことは店を出ようとする僕に次のように言ったことで確信した。
「暑いでしょ。飴もらって行って」
 男が箱を空けるとニチャニチャの飴が入っていた。
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 時計のバンド調整のため、初めて「安いよ~安いよ~」で有名なオンリーワンに入ってみた。店内はまるでゴミ貯め。ジャンク品が山積みになっている。これっ商品なのだろうか。気になって聞いてみた。「商品はどうやって仕入れてるの?」「全部タダね」「前、安いよ~の呼...

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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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