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「レシートをお返しします」

ちかくのセブンイレブンでのこと。大学生らしき若いバイトがレジで元気に客対応をしていた。
「いらっしゃいませー、二番目のお客様こちらのレジへどうぞ」
僕の番になり、そのバイトに呼ばれて、嫌な予感がした。
支払いの時に言われる定型句を言われてしまうのではないかと思ったからだ。

品物を出し、支払いを済ませようとお札を取り出す。
僕は相手にそのフレーズを言われないようにプロテクトをかけてみた。
「レシートもください」と。

ところがそのバイトは定型句が頭にこびりついているからか、僕の言葉をうけて機転を利かせることはなかった。
「こちらおつりとレシートのお返しです」

ああ、言われてしまった。
定型句を耳にした僕は残念な気分になった。
事実ではない間違った言葉遣いが、店主やバイトの先輩によって、否応なく受け継がれていくという現状、そしてそのフレーズを日日、耳にし、何とも思わなくなっていく自分自身のことが腹立たしくなる。

つい僕はバイトくんに少し苛つきながら言った。
「レシートを返してもらう筋合いはないんですけど」

するとバイトくん、目を血走らせ、手元にあったビニール袋をぐしゃぐしゃと一気に丸めた。「ありがとうございました。またお越しください」という言葉に感情はこもっていなかったが、ビニールを丸めたときの一瞬の表情には、彼の素の感情が垣間見えた。

僕自身、あとでそんなことを言ってしまったことに対して、大人げなかったと反省した。しかし、そのフレーズを聞き続けるストレスは、それはそれでけっこうなもの。支払いをするたびに我慢するのは精神衛生上よくない。なんで客が支払いのたびに嫌な思いをしなきゃならないのかっていう根本的な問題もある。

たまのガス抜きにバイトくんを付き合わせてしまったが、バイトくんには運が悪かったと思って諦めてもらうしかないか。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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