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振り込め詐欺とネズミ小僧

振り込め詐欺の被害に遭ったせいで高齢者が餓死したという話を聞いたことがない。それどころか困窮し家族が離散したとかそういう話も聞かない。数百万円、額が多いケースでは億単位の被害に上ったりするようだ。戦中戦後の体験を聞かせてもらった年配者の方から、「妹が600万円の被害に遭った」と聞いたことがあるが、やはり困窮したという話は聞かないし、その方自身、悠々自適だ。
一方、加害者となる若者はどんな者かというと、ヤンキーあがりの半グレ集団とばっかり思ってたらそうでもなくて、一流大学出の一見まともそうな者が多いのだという。小津安二郎の映画「大学は出たけれど」ではないけれど、学校は出たけど、まともに稼げないという仕事環境があるのは事実。
70代後半より上の世代と話していて感じるのは世代的な意識の差。
「ニートは嫌い。働け」「就職がないなんて甘えてる」とか。
自分たちのしてきた経験をベースにして考えるので、働けば何とかなると思っている方がデフォルトというか平均的な考え。高度成長期の申し子として働いてきた人たちなので、そう思うのは仕方がないと思いつつも、そう言う話を聞くたびに、諦めの気持ちでいっぱいになり辟易する。「頑張ってもいい時代はとうに終わった」と説明してもわかってもらえないのだ。
お金を貯めて悠々自適の高度成長期の申し子世代と頑張っても仕事がなくお金がない平成版「大学は出たけれど」世代。時代の恩恵を受けてきた年配者たちが自分たちが稼いだ金を貯め節約し晩年を過ごす権利は当然なものだと思う。だけどそのまま貯め込んだまま亡くなっていくのはもったいないし、正直なところ、そうした年配者には「自分だけよければいいのか。ずるい」という気持ちを抱いてしまう自分がいることも事実である。

富める年寄りから時代の犠牲者である若者たちへとお金が流れるということ自体は悪くない。死に金が市場に流れるわけだから。それこそ振り込め詐欺の加害者の中には「金に困った貧しい者に、汚職大名や悪徳商家から盗んだ金銭を分け与えた」と言われるネズミ小僧を気取った輩がいたりするのかも知れない。でもやっぱり方法が良くない。富める年寄りからお金を強奪するのは犯罪だもの。絶対に許しちゃいけない。

だけど、年寄りからお金を合意の上で社会に還元していく方法ってのがなにかないかなあって思ったりもする。それこそ都の尖閣募金のような愛国心をかきたてるようなやり方でどうにかならないのかなあ。

振り込め詐欺のことを考えてたらずいぶんと遠いところまで来てしまった。原稿を書く為の頭の準備体操のつもりで書き始めたらずいぶん長くなってしまった。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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