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ロマンスカーに乗って不安になる

JR御殿場駅に乗り入れている小田急ロマンスカー。向かい側ホームに停車したJRから乗り込む前に特急券を買おうとホームを見渡す。しかし券売機は見当たらない。一度改札を出て探してみるも特急券の券売機はない。あるのはJRの緑の窓口だけ。
窓口で聞けば良かったのだけど、この時点で出発まであと2分。スイカで入場しそのままロマンスカーに乗り込んだ。車内は空いていた。全席指定だったが、車掌に言って特急券を買うつもりだった。
15分か20分ほどで次の新松田。10人ほどが乗り込んできて、そのうちの一人が言った。「ここなんですけど」
僕の席だという。素直に席を立ち、反対側へ。出発してもまだ車掌は来ない。読書を中断されたが仕方ない。少し落ち着かない気持ち。
そしてまた15分ほど。秦野駅。30ぐらいのセクシーな女性がちらちらとこちらを不安そうに見ている。どうやら僕が座っている席に指定されているらしい。またかよ、早く車掌こい。少しいらつく。と同時にこのまま何も言われずに放置されるんなら特急券代払わなくて済むよなあと気がつきもする。
秦野を出たところでようやく車掌が来た。
ちらちらと車内を見ただけで去ろうとするので、呼び止めた。
「御殿場から乗り込んだんですけど券売機がなかったし時間がなかったのでそのまま乗りました。特急券を発券して欲しいんですけど」
「乗車券はどちらで」
「スイカで入場しました」
「でしたら降りた駅で精算して下さい」
そう言って車掌は去って行った。
その後も駅ごとに席を立つ羽目になった。中にはこいつキセルしてるやろ、というまなざしで見てくる人もいて、なんだか自分が罪を犯しているような気にさせられた。新宿の手前の新百合ヶ丘ではスマホを片手に乗り込んできた20才ぐらいの女性が僕の席を指さした。
これ以上、席を立つのも面倒くさかったので、デッキで立ってすごした。
そして新宿駅。窓口で事情を説明する。特急券が買えないまま来た、と。
乗車券代と特急券代をそのまま請求してくるので、僕はイラッとする気持ちを抑えながら言った。
「指定を受けられなかったので、席を転々とさせられたあげく、キセルじゃないかって目で見られ、嫌でした。指定席代は減額してもらえませんか」
「満席でなくて良かったですね。特急券は指定席代と分けることができないのでそのままお支払いいただきます」
僕は「こんなんならバカ正直に言わなきゃ良かった」と負け惜しみを言って2870円を払った。
似たようなことはおそらく毎日起こっているんだろう。御殿場駅で特急券を買おうとしても買い方はわからないし、買っている時間もないもの。全席指定というのはキセル対策なのかもしれないが、切符が買えないばっかりに、早くて快適なはずの特急に乗って、こんなに不安にさせられたことって初めて。乗り入れで生じるエアスポット的な問題にはまっちゃったらしい。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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