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柳美里ギャラ未払い問題報道に古傷がうずく

柳美里ギャラ未払い問題が勃発して、古傷がうずいた。

『創』休載の理由

作家・柳美里さんとのことについて説明します。

2005年の新潮ドキュメント賞の選評で「文章が幼い」と切って捨てられたのを思い出したというのも一因だが、それは重要でははない。今年の春まで続けていた僕の結婚生活と問題の本質がそっくりだからだ。

全然儲かりはしないが大事なことに一生懸命取り組んでいるという自負心が僕にはあった。妻には家計の負担をかなりさせていて、申し訳ないと思いつつも、経済的なことはあまり考えないようにしていたのだ。そのせいもあって離婚に至った。妻や子をはじめ、妻側の家族や僕の家族。皆に迷惑をかけたことに対し、心からお詫びしたいと思っている。

「創」編集部の迷惑のかけ方は規模の差はあれど、問題の本質は同じだ。こうしたやり方は遅かれ早かれ破綻せざるを得ない。柳美里さんのカミングアウトは正当なもの。彼女の申し立てが致命傷になって廃刊に至ったとしても、彼女に責任はない。

「創」の篠田編集長は口先だけでなく、実際、罪の意識を強く感じているに違いない。それでもすぐに彼がギャラを払わないのは、それまで見て見ぬふりをしていた未払いから目をそらし続けすぎて、ギャラを払わなきゃという発想にならないからではないか。

実際、僕がそんな感じだった。家計をささえるべくもっと稼がなきゃ、と思いながらも、「血のにじむような思いで取材しているのだ。そこまでやって儲からないんから、妻も理解してくれているはずだ」と結婚中の7年間、勝手に思い込んでいた。妻らに家計負担の不公平を持ち出されたとき、「もう少し待って」とか言っておろおろするだけで、すぐにお金を作って妻に追加分の生活費を渡すようなことはしなかった。そのときもちろん贖罪意識はあった。だけど本業を頑張りすぎて、他の方法を使ってでも稼ごうという考えが浮かばなかった。

自分のことを棚に上げて言うのは気が引けるが、篠田さん、あなた甘い。甘すぎる!!! 柳美里さんの言うように篠田さんがギャラや経費を払わないことで、書き手の生活は圧迫されるのだ。離婚という「罰」を受け、再出発をはかっている僕のように、篠田さんも逃げずに「罰」を受け容れて、再出発をはかってほしい。タコが自分の足を食うようなやり方ではない、別の方法で仕切り直しをはかって欲しい。

     *

もちろん今回の一件があったからといって「創」を全否定する気はない。離婚前の僕がそうだったが、儲からなくても続けるという判断は苦しいし、惨めだ。それに回りに迷惑をかける。だから、よほどの信念・そしてバックアップがないと続かない。ノンフィクションが売れない状況の中、「創」はここまでよく頑張っているし、彼を応援している人たちの心意気は見上げたものだと思う。「創」のような雑誌がなくなっていき、反韓反中ばかりやる差別的なメディアが残っていくことはなんとか避けられないか。そんな風にも思う。

それにしてもこの問題に対してのかさこ氏の学級委員的な身もふたもない指摘はゴミすぎる。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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