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37年振りの異邦人

昨日は大井教会というところへ行き、久米小百合さんのピアノコンサートをみてきた。
かつて久保田早紀という名前で活動していた彼女。デビュー曲の「異邦人」のヒットからすでに37年。
「異邦人」という曲は小学生のとき聴いて以来、ずっと好きで居続けた曲。普段はカラオケなどはまったく行かないが、何か歌えと言われると、「じゃ好きな曲歌うで」と言って歌ってたのが決まってこの曲だったし、ノンフィクションライターとして60カ国回るきっかけとなったのも、この曲を聴いて以来の海外への憧れをもったからこそだ。この曲がなかったら自分の人生がかわったんじゃないかと思うほどに大事な曲。それだけに生で聴ける機会を持てるということで期待していた。
小百合さんは、青いロングドレスで現れた。小柄だが、いるだけで周りが華やぐような雰囲気がある。つまりはオーラがあるということだ。
ピアノで賛美歌を歌い始めると、場内の空気ががらっと変わった。くだけたおしゃべり、一緒に歌って下さいと誘導したり目配せしたりしてお客さんを歌わせるように誘導する巧みさ、そしてなにより暖かで伸びやかな声。
声とピアノだけですっかりこれだけ、人の心を揺さぶることができる、小百合さんの表現力に心の底から感動した。デビュー曲からしてそうだが、やはりこの方の歌というのは別格。花があるし、引退後はクールさとは引き替えに暖かみが加わった。才能がある人、持ってる人、というのは彼女のような人のことをいうのだと確信した。
前半は賛美歌、後半は、久米小百合時代の賛美歌ベースのオリジナルという構成で、最後は「異邦人」を歌うも「2番は忘れちゃった」と言って2番は歌わなかった。僕があの曲によって人生を変えられた以上に、作って歌った彼女の人生は良くも悪くもこの曲に人生を変えられた。いや、振り回されたといってもいい。1番だけしか歌わなかったことに、彼女のこの曲に抱く複雑な思いが投影されているような気がして、すごく意味深だった。
彼女自身はお客さんに歌わせようとしていたが、なにより彼女の生歌が良すぎた。聞き入ってしまって一緒に歌おうとか、そんな気にはとてもじゃないがなれなかった。
ずっと憧れていた曲を作り、歌っていた方の歌を、まさか37年も経ってから生で聴くことになろうとは。人生って本当に何があるか分からないと思った次第。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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