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18年ぶりの大雪

ロンドンで18年ぶりの大雪、という見出しをみかけた。たいていの人は海外の気象情報なんていうものには関心がないだろうし、関心があったとしても「あら、あっちは大変なのね」といった感じで他人事としてとらえることが多いだろう。僕は一般の人に比べて外国に関心を持っているほうだと思う。それでも、日々の雑事に追われ、こうしたニュースを知ったとき、スルーしてしまうことが多々ある。
この見出しは僕に特別な感情を抱かせた。18年前のその雪を体験しているからだ。見出しを見つけた瞬間に様々な記憶と感情がない交ぜになって脳裏に次々と浮かんできた。
20歳のとき僕は初めての海外旅行に出かけた。予定を何も決めない一人旅だった。1991年の2月から3月のことだ。その旅で最初に降り立った街がロンドンだった。空港から地下鉄で移動し、ロンドンの中心部に出たとき、外は一面真っ白の銀世界で、どうしたらいいのか、たちまち立ち尽くした。そのときの心細かった気持ちが真っ先に思い浮かんだ。
また18年という歳月があっという間に流れてしまったことに唖然とさせられた。いったい僕は、この18年の間に僕は何をしてきたのだろうか、もっと効率のいい過ごし方もできたのではないかと反省の気持ちが浮かび、憂鬱になった。と同時に、よくこんなにもまあいろんなところに行き、いろんなことをしてきたと自分のやってきたことに呆れかえったりもした。
妻にそのニュースのことを話すと、会話がふくらんだ。彼女も当時ロンドンに住んでいて、そのときの様子を覚えていたからだ。もちろんそのときは知り合いではなかったのだけど、珍しい天気を同時に体験していたことがわかり、そのころからの知り合いだったかのように一瞬錯覚してしまった。
共通の体験を語り合うという行為はその時代、その土地の雰囲気というものを立体的に思い出させる効能があることに改めて気がついた。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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