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誤解していた

9月末に「誰も国境を知らない」という本を出した。

ありがたいことにパブリシティ面では上々の結果を残せている。書評やインタビューというかたちであちこちの媒体で紹介されているのだ。

しかしそのわりに本の売り上げが伸びない。今の状態では重版はない。
このままだと本の印税はサラリーマンの冬のボーナス程度にしかならない。5年がかりで取材し、1年半かかって執筆したというのに。

売れないことはとても悲しいし、悔しい。
悔しくて涙が出てくる。

配本のまずさ、景気のわるさ、すすむ本離れなど。この本が売れない原因はいくつかある。それよりもなによりも、売れない最大の原因は、日本の国境に対しての興味の薄さなのだと思う。それは間違いない。

北方領土や竹島、尖閣諸島など個別の場所についてはそれなりに世間的な関心はある。ネット上では「領土を返せ」とか「○○人は出て行け」といった強い言葉を時々目にする。だけどもそうした人たちが「領土問題」や「国境の島」に深い興味を持っているのかというと必ずしもそうではない。

僕はその点を誤解していた。

「知る」ことが求められているのではない。信憑性はともかくとして物事の本質を断言してみせる「強い言葉」が必要とされているのだ。

そうした本はよく売れる。だけども僕はそうした本を書けないし、書きたいとは思わない。自分を偽ってまで、読者をアジりたくはない。

売れなかったことは残念だけど、買ってくれた人、読んでくれた人にズシリとした印象を与えられればそれで御の字だ。

「国境」の取材や執筆を通じて得た経験や人とのつながりは代え難いものがある。それこそが僕の宝だ。今まで経てきた経験を生かし、会ってきた人たちを裏切らずに今後も活動していくつもりだ。経済的には苦境が続くのかもしれないけど、未来について全然、悲観はしていない。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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