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移動する祝日

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アフリカ大陸の歴史は植民地の歴史といえると思う。ほとんどの国がヨーロッパ各国の植民地に転落した経験を持っているからだ。

植民地になったことがない唯一の例外が、アフリカ大陸中部に位置するエチオピアという国だ。かつて王制が敷かれていたこの国はアフリカ随一の親日国で、日本とは何かと縁がある。

高知県にエチオピア饅頭というものが売られていたり、シマガツオの別名がエチオピアだったり。現在の天皇・皇后陛下の新婚旅行先でもある。

戦前、天皇制が敷かれていた日本を発展目標としていたため視察団が日本に来たこともある。その一員であった王族と日本の華族の婚姻話が途中まで進んでいたという。

そのエチオピアへ12/17から、妻と行ってくることになった。戻りは元旦。

僕がこの国に興味を持ったのは10年ぐらい前、野町和嘉の写真集「神よ、エチオピアよ」を書店で見つけたのがきっかけだった。黒人がキリスト教の司祭のような格好をしている写真が表紙で、見つけたとたん、ページをめくりたい衝動に駆られた。手にとってページをめくると、色鮮やかな写真が次々と僕の前に現れ、ぶったまげた。
北部には古代キリスト教が残っている。東部ではイスラム教が盛んだし、南部には裸族がアミニズムを信仰している。写真集を見て、この国の多様性に心惹かれた。80年代に深刻な飢餓状態となり、世界中から注目を浴びたのがこの国だったということも、そのころ知り、ますます興味がわいた。

いつか行ってみたいとずっと思っていたこの国につきあっている女性も興味を示してくれた。一昨年9月の旅行博というイベントがあった。エチオピアのブース行なわれていたコーヒーセレモニーのデモに彼女は心奪われたのだ。お茶ではなく、コーヒーで客人をもてなすコーヒー茶道ともいえる文化があるのだという。以来、二人でいつかエチオピアへ行こうと誓い合うようになった。

昨年、結婚した後も二人のエチオピアへの情熱は冷めなかった。そしてこのたび、二人の生活形態が今後大幅に変わってしまう前に行くことにした。
ここ数ヶ月、準備を進めていた。黄熱病、破傷風、A型肝炎の予防注射。関連図書の読み込みなど。先週水曜日には大使館へ行き、ビザの申請をした。

週がかわった今週の月曜日、五反田にある大使館に行くと、「国民の休日のためお休みします」と張り紙がしてあった。申請したとき、窓口に「月曜日は開いているか」を聞き、「開いている」ことを確認したはずなのに、閉まっていたのだ。

昨日、午前中に大使館に電話をし、昨日休みだったことを伝えると、「昨日の祝日は私たちも知らされてなかったんです」と弁解した。

というのもイスラム教の祝日、イド・アル=アドハ(メッカ巡礼(ハッジ)終了日の犠牲祭)だそうで、この日は毎年移動するのだという。

直前までわからない祝日だなんて、日本の常識から外れている。渡航前からジャブをくらったような気分だ。

写真は昨日、受け取ってきたエチオピアのビザ。シールの接着が弱いので、現地で剥がれないか心配してしまう。
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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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