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滋賀サファリ博物館

FI81695_0E.jpg 原付きバイクで滋賀県の信楽(しがらき)を通りがかった。信楽というと焼き物の町。また十数年前の鉄道事故が思い出される。僕がこの町の名前を知ったのはその事故のせい。尺取り虫のように折れ曲がった車両の映像を昨日のように覚えている。
 別にこの町が目的地だったわけではない。たまたま近くに寄る機会があり、事故のことを思い出したから、じゃ現場に行って見ようと思い立ったのだった。
 信楽の駅から北西へ約7キロ。中心からすっかり離れたただただ雑木林だけが広がっている山の中が現場だった。
 しばし現場でたたずみ、手を合わせ立ち去ろうとしたときだった。線路に沿って走っている国道の反対側にケッタイな看板とおおよそ場に不釣り合いな建物を見つけた。
「滋賀サファリ博物館 日曜日のみ」
 こんなところに博物館?何故?目を疑った。もちろん誰も入っている様子もない。日曜日のみ、というのはなんだ?いったい。
 その日はたまたま日曜だった。これも何かの縁だ、とあまり期待せずに入った。
 しかしどうしてどうして。中には剥製ばかり100ぐらい。ヒグマ、キツネなど国内物だけでなく、シロクマ、ライオン、サイ、キリンなど海外物もあった。どうでもいいガラクタばっかりあつめたショボショボの博物館を想像していたのだが予想をはるかに越えていた。「よくこんなに集めたなあ」って感心した。
 すると管理しているおばあさんが、
「私の主人がぜーんぶしとめてきたものなんですわ」
 と言った。82才(当時)にもなるのに、つい最近まで北極やらアフリカのジャングルやらでほとんど一人で野営して、しとめたんだとか。
 見終わった頃ご主人が山から帰ってきた。狸か狐を仕留めに行ったのだという。そのご主人、ゴルゴまたはランボーも真っ青の、まさに獲物を狙う目をしていた。ビルマの奥地で終戦を迎えたそうなのだが、彼はまだ戦争のときの緊張感を持ったまま生きているのかなと思った。おじいちゃん世代には体力がかなわないとは思っていたが、彼はその中でも図抜けている。参った。
「主人はキ印(気チ○イ)ですからもう諦めてます」
 奥さんは苦笑いしながら言った。だが一方でいつまでもたくましい旦那さんを頼もしいと思っているに違いない。

なお詳しくは以下まで。
http://dir.yahoo.co.jp/Regional/Japanese_Regions/Leisure_Facilities/Science_Museums/Shiga/001631/

FI81695_1E.jpg
これぜーんぶご主人一人で仕留めたもの

FI81695_2E.jpg
仕留めて終わりというわけにはいかない。持って帰り、剥製として加工するのが大変らしい。南米は持ち帰ることが出来ないからか行かないそうだ


FI81695_3E.jpg
最初に仕留めたシロクマが小さかったので再度北極まで出直して仕留めたのだそうだ


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プロフィール

PEREZVON(ペレズヴォン)

Author:PEREZVON(ペレズヴォン)
西牟田靖(ニシムタ・ヤスシ)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業後、フリーライターになる。近年は旅・現場・実感にこだわるノンフィクション作品を発表し続けている。著書に『僕の見た「大日本帝国」』(2005)、『誰も国境を知らない』(2008)など。NPS(Nikon Professional Services)会員。
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近年、ノンフィクションライターと見なされることの多い西牟田靖のブログ。手間をいとわず、自分の好奇心に忠実な仕事をしていきます。

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